静けさを楽しめるようになった自分に、少し驚いた話

昔の私は、「クラシック音楽なんて、退屈で長くて…何が楽しいの?」と本気で思っていました。
ゆったりしたテンポの曲を最後まで聴くことができず、「なんだかダルいな」と途中でやめてしまう
こともよくありました。

でも、最近ふとしたきっかけでクラシック音楽を聴いてみたんです。
そうしたら、

不思議と最後まで聴けたんです。
むしろ、静かな音楽が心地よくて、深く染み入るような感覚さえありました。

 

昔はわからなかった「静かな音楽の良さ」

クラシック音楽やヒーリングミュージックのようなゆっくりしたテンポの音楽を好む人に対して、
以前の私は少し不思議に思っていました。

「こんな静かな曲、いったい何が楽しいんだろう?」
「聴いていて眠くならないのかな」
「どんな気持ちで聴いているんだろう?」

そんなふうに思っていた自分が、今では静かなクラシック音楽を心地よく感じていることに、少し驚いています。

 

静かな音楽が心に響いた理由は、私の“心の状態”が変わったから?

静かな音楽が心地よいと感じるようになった背景には、自分自身の心の変化があるのかもしれません。

• 昔よりも、感情が落ち着いている
• 頭の中が静かになってきた
• 外からの刺激を求めなくなってきた
• 心に“余白”ができてきた

つまり、「静けさを受け入れられる自分」になってきたのかもしれません。

 

心のバロメーターとしての音楽

今回改めて実感したのは、音楽は心の鏡だということ。

• 不安なときには、テンポの速い音楽や賑やかな曲を求めたくなる
• 落ち込んでいるときには、感傷的なバラードがしみる
• 心が落ち着いているときには、静かなクラシック音楽が自然に入ってくる

つまり、そのときに聴きたい音楽は、心の状態を映し出しているのです。

 

静けさを楽しめるようになった自分を、大切にしたい

クラシック音楽そのものは、昔も今も何も変わっていません。
変わったのは、「それを受け取る私の心」でした。

以前の私は、静けさに耐えられなかったのかもしれません。
でも今は、静けさの中に安心を感じるようになっている。

それは、もしかすると私の心が少しずつ整ってきた証拠。
そんな小さな自分の変化に気づけたことが、なんだか嬉しくて
今日のこの思いを、ここに綴っておこうと思いました。

 

クラシック音楽が与える心理的効果とは?

実は、クラシック音楽には心と身体にさまざまな好影響を与える効果があると、いくつかの研究で報告されています。

たとえば、アメリカのスタンフォード大学医学部の研究では、
「クラシック音楽を聴くことで、脳の注意力・集中力が高まり、感情のコントロールにも良い影響がある」
と示されています。

また、モーツァルトの音楽を用いた「モーツァルト効果(Mozart Effect)」という研究でも、
一定のクラシック音楽を聴いた後には、脳の空間認識能力が一時的に向上するという結果が得られたことが話題に
なりました。

これらの研究からわかるのは、クラシック音楽が単なる“癒し”にとどまらず、
思考の整理や感情の安定、さらにはストレス緩和に役立つ可能性があるということです。

 

音楽が「心の波」を整えてくれる

クラシック音楽の多くは、ゆったりとしたテンポや繰り返しのリズム、調和的なメロディが特徴です。
このような音楽は、自律神経のバランスを整え、副交感神経(リラックスの神経)を優位にしてくれるといわれています。

そのため、寝る前や、気持ちがザワザワしているときにクラシックを流すと、
自然と呼吸が深くなり、心が静まっていく感覚を味わえるのです。

このような情報を踏まえると、「静けさを楽しめるようになった自分」の変化は、
単なる気分の問題ではなく、「心が癒され、整ってきた “結果” 」なのかもしれませんね。

 

 

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