受け取り方ひとつで、人生は変わる
私たちの人生には、思い通りにならないことや、心を大きく揺さぶる出来事が何度も訪れます。
ときには「なぜこんなことが自分に起こるのだろう」と深く落ち込むこともあるでしょう。
しかし、同じ出来事であっても「どう受け取るか」によって、その意味は大きく変わります。
今回私は、そのことを改めて強く実感しました。
過去の私と今の私の決定的な違い
昔の私は、困難や挫折があると、すぐに「悪いことが起こった」としか考えられませんでした。
心は暗くなり、行動も消極的になっていく…。
そして、その負の連鎖がまた新たな不幸を引き寄せる、そんな感覚すらありました。
ところが、今回の出来事では違いました。
以前なら「なぜこんなことが…」と嘆いて終わっていたはずが、
ふと「この経験から何を学べるだろう？」という考えに変わっていたのです。
2度目の挫折で気づいた
特に印象的だったのは、2度目の挫折のときです。
本来なら、相手を恨んだり、怒りを抱え続けたりしてもおかしくない状況でした。
実際、金銭的な被害もあり、それ自体は腹立たしいものでした。
しかし、不思議と今回は恨むことができなかったのです。
むしろ、「この人のおかげで私はここまで強くなれた」という感謝の気持ちが湧いてきました。
長い年月、この人との関わりを通して学んだことは数えきれません。
そう思うと、出来事そのものは辛くても、その過程で得られた成長は何よりの財産です。
私はこれを「おかげ」と呼びたいと思いました。
恨まないことで手に入れた自由
もし私が恨みの気持ちを抱え続けていたら、その相手との縁を完全に切ることはできなかったでしょう。
心のどこかでずっと相手に縛られ、前に進むことができなかったはずです。
しかし今回は違います。
恨む代わりに感謝を選んだことで、私は精神的に完全に自由になれました。
これは、受け取り方を変えたからこそ得られた大きな解放感です。
過去より未来にワクワクする
過去を振り返るよりも、これから出会う人たちや、これから始まる出来事のほうに目を向けたい。
そんな前向きな気持ちが自然と湧き上がってきました。
もちろん、これからも思い通りにならないことはあるでしょう。
それでも「この出来事は自分に何を教えてくれるのか？」と考えれば、人生はきっと豊かで意味のある
ものになっていきます。
受け取り方の力は誰にでもある
成功者と言われる人たちも、おそらくこの「受け取り方の力」を自然と身につけているのだと思います。
悪い出来事を単なる不運と見るのではなく、そこから学びを引き出し、次のステップへの糧にする。
これは才能ではなく、誰でも意識して身につけられるスキルです。
私自身、昔はできなかったことが、今は少しずつできるようになっています。
あなたへのメッセージ
もし今、あなたが挫折や困難の真っ只中にいるなら、その出来事をどう受け取るかを一度見直してみてください。
「なぜ自分だけが…」という問いを、
「この出来事は何を教えてくれようとしているのか？」に置き換えてみるのです。
その瞬間から、あなたの人生の意味は変わり始めます。
最後に
過去は変えられません。
しかし、過去の出来事の「意味」は変えることができます。
そして意味が変われば、未来も変わります。
だからこそ、私はこれからも「受け取り方を選ぶ」生き方をしていきたいと思います。
受け取り方が変われば、人生の意味も変わる。
この言葉を胸に、今日も一歩前へ進んでいきます。
