目次
はじめに
最近、Yahoo!ニュースやSNSを見ていて、驚くようなニュースにふれることが増えました。
それは、テレビでよく見かける有名な芸能人の方が、がんやうつ病など、深刻な病気を患っていたという
知らせです。
中には、長年にわたって闘病しながらも、表舞台では笑顔を見せていたという方もいました。
私たちはどうしても「元気そうに見えるから大丈夫だろう」と、外見だけで人を判断してしまいがちです。
でも、その報道に触れたとき、心の奥から湧いてきたのは―「人は見かけだけではわからない」という思いでした。
私自身は「病気知らず」だったけれど
正直に言えば、私はこれまで大きな病気にかかったことも、入院した経験もありません。
体は丈夫に生まれ育ててもらい、風邪もあまりひかずに過ごしてこられたのは、本当にありがたいことです。
でも、だからといって「健康な人生だった」と言い切れるかというと、そうではない気がします。
なぜなら私は、何度も「心が折れそうになる瞬間」に出会ってきたからです。
人生につまずいたとき、人間関係に悩んだとき、自分の存在意義がわからなくなったとき。
そんなときの私は、「動けているのに、生きている実感がない」という状態でした。
朝起きて、ただボーッと一日をやり過ごす。
誰かと話す気力もなく、ご飯の味もよくわからない。
体は元気でも、心がどこかに置き去りになっていたあの時期は、今思い出しても胸が痛くなります。
健康とは「体」だけでなく「心」も含まれるもの
芸能人の方のニュースを通して、改めて思ったことがあります。
それは「健康」とは、単に体が動くことや、病気でないことだけを指すのではないということです。
むしろ、心が元気であること。
日常の中で、小さな喜びや感謝を感じられることこそが、本当の意味での健康なのではないでしょうか。
・ご飯が美味しいと感じられること
・朝、目覚めたときに「今日もがんばろう」と思えること
・誰かと笑って会話できること
これらは当たり前のようでいて、実はとても奇跡的で貴重な瞬間です。
私自身も、心が疲れ果てていたあの頃には、何ひとつ感じることができませんでした。
でも今、ようやく少しずつ、日々の尊さに気づけるようになってきたのです。
芸能人も、私たちと同じ「一人の人間」
テレビやSNSに登場する芸能人は、どこか「自分とは別世界の存在」のように感じてしまいます。
けれど、彼らもまた、私たちと同じように悩み、苦しみ、時に涙しながら生きている一人の人間です。
報道されるまで病気を隠し続けた方の中には、「迷惑をかけたくなかった」「弱さを見せたくなかった」
と語る人もいます。
その言葉を聞いたとき、胸が詰まるような思いになりました。
自分の気持ちを誰にも言えずに抱え込む辛さ。
そして、それでも笑顔でいなければならなかった苦しさ。
そうした姿は、私たち一般人とも何も変わりません。
だからこそ、芸能人のニュースを「遠い世界の出来事」として流してしまうのではなく、
「今を生きる私たち自身への問いかけ」として受け止めることが大切なのではないかと感じます。
日々の小さなセルフケアが、自分を守ってくれる
私は大きな病気を経験していないけれど、「心の病気」に近い状態を何度も通ってきました。
その中で学んだことがあります。
それは、健康を守るためには、日々の「小さなセルフケア」がとても大切だということです。
・朝、窓を開けて深呼吸をする
・軽いストレッチをして体をほぐす
・「今日もよくがんばったね」と自分に声をかける
・「ありがとう」と口に出してみる
たったそれだけのことが、心と体のバランスを整えてくれます。
大きな病気になってからでは、回復にも時間がかかります。
でも、日々のケアで「自分をいたわる習慣」を持てば、心の不調にも気づきやすくなり、早めに対処
することができるのです。
さいごに|「今、健康でいられること」にありがとうを
人は誰しも、どこかに不安や痛みを抱えて生きています。
でも、それでもなお「今、元気でいられる」ことは、当たり前ではありません。
・今日も笑えた
・ちゃんとご飯を食べられた
・誰かと気持ちを交わせた
そうした日常に、「ありがとう」と言ってみてください。
芸能人の病気のニュースは、私たちに「健康の尊さ」を教えてくれるひとつのきっかけです。
この瞬間を大切に、これからも自分をいたわる毎日を送っていきましょう。
それが、未来のあなたをやさしく支えてくれるはずです。